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投資会社が「動物福祉」求める…専門家「先進的な提案」

 投資会社「ナナホシマネジメント」が、研究開発の実験などで用いる動物の購入頭数の開示を求める定款変更を提案した。ナナホシは「動物実験は3Rの原則(使用動物数の削減、代替法の利用、動物の苦痛の軽減)の国際的な基準理念を順守した上で行われている。3Rの原則に基づく取り組みの情報開示は、消費者や投資家から理解を得る上で重要だ」などと提案理由を説明している。わかもと製薬は「原則を守っているかどうかを監視する体制を既に構築している」などと反対している。


 環境や生物多様性などの取り組みを重視するESG投資が広がる中、動物福祉への対応を求める株主の声は米国などで強まっている。


 企業法務に詳しい蔵元左近弁護士は「米国ほどESG投資が広がっていない日本では先進的な提案だ」としており、動物福祉の取り組みを求める声が日本でも強まるか注目される。



読売新聞オンラインより


 
 
 

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